〜 Q - A シリーズ 8 〜 

食習慣と ” がん" (2)





 1. 食道がん と 食習慣

多発国;  中国 フランス
日本国内; 秋田 沖縄 鹿児島
男女比;  男に多い
食習慣;  アルコールを多飲する人に多い
      熱い温度で摂取する食習慣のある人(茶粥やマテ茶など)


 2. 胃がん と 食習慣

多発国;  中国 日本 (特に東アジア地区)
日本国内; 秋田 山形 新潟
      少ないのは 沖縄 南九州
男女比;  男女ともに多い
食習慣;  塩蔵魚や漬け物などの 高塩分食品を多くとる人
      冷蔵庫の普及により塩蔵食品が激減し、発生も抑制されたと考え
      られている


 3. 肝臓がん と 食習慣

多発国;  中国
日本国内; 大阪 福岡 (西日本)
男女比;  男女ともに増加傾向
確実な危険因子; 肝炎ウイルス (B型肝炎、C型肝炎)
食習慣;  1)アルコールを多飲する人
      アルコール性肝炎、肝硬変、肝臓がん と発展することがある
      2)カビ(アフラトキシンという毒素を出す)
      保存状態の悪いナッツや穀類に生息することがある


 4. 大腸がん と 食習慣

多発国; オーストラリア  ニュージーランド アイルランド
     イギリス アメリカ
少ない国; 南および東南アジア アフリカ
日本国内; 地域差はさだかでない
男女比;  やや男性に多い
確実な危険因子; 1)豚肉・牛肉の取り過ぎ
         2)運動不足
         3)野菜の摂取不足
         4)大量の飲酒
         5)総脂肪の取り過ぎ
         6)肥満・喫煙
予防; 1)豚肉・牛肉は1日80g程度
    2)1日350g程度の野菜摂取
    3)アルコールは2合まで
    4)脂肪分を総カロリーの20%程度におさえる
    5)BMIを25以下に維持する


                           2006年9月4日掲載
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