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熱中症とは

熱中症とは、高温多湿の環境下において、体温調節や体内の水分、電解質のバランスがうまく保てなくなった状態を指します。
長時間の炎天下での活動や高温環境への曝露、大量の発汗による水分やナトリウムの喪失、水分のみを摂取することによる低張性脱水などが主な原因とされています。

熱中症の重症度と主な症状

熱中症は症状の重さによって、いくつかの段階に分けられます。呼び方には多少の違いがありますが、一般的には以下のように分類されます。

分類 主な症状
日射病 頭重感、めまい、一時的な意識障害、顔面蒼白、発汗、皮膚の冷感
熱けいれん 吐き気、嘔吐、めまい、口渇、筋肉のけいれんと強い痛み
熱疲労 強い疲労感、口渇、脈拍増加、血圧低下、頭痛、発汗、中等度の体温上昇
熱射病 意識障害、全身けいれん、体温41度以上、脱水性ショック、発汗停止、皮膚の乾燥や紅潮

特に熱疲労は重症化の前段階であり、見逃すと熱射病へ進行する危険があります。

熱中症の予防について

熱中症は、日頃の心がけで予防できるケースが多くあります。

・十分な睡眠をとり、体調を整える
・暑くなり始めの時期は無理をせず、体を徐々に暑さに慣らす
・作業や運動中は1時間に5から10分程度、日陰などで休憩をとる
・こまめに水分と塩分を補給する
・作業環境では換気や冷房、送風機器の設置を検討する

水分補給の際は水だけでなく、ナトリウムを含む飲料や補助食品を意識することが重要です。スポーツ飲料は便利ですが、ナトリウム量が十分でない場合もあるため注意が必要です。

熱中症が疑われる人が出た場合の対応

周囲で熱中症が疑われる人が出た場合、早期の対応が命を左右します。

軽症の場合

・風通しの良い場所へ移動させる
・衣服をゆるめ、横にして安静にする
・食塩水やスポーツ飲料で水分補給を行う

重症が疑われる場合

・全身を速やかに冷却する
・濡らしたタオルを体表に当て、扇風機や冷房で風を送る
・速やかに救急車を要請する

周囲の人による適切な初期対応が、重篤化を防ぎ、命を救うことにつながります。

須田胃腸科外科医院としてのスタンス

須田胃腸科外科医院では、熱中症は予防と早期対応が何より重要な疾患だと考えています。症状が軽そうに見えても、背景に脱水や全身状態の悪化が隠れていることも少なくありません。当院では、自己判断で様子を見るのではなく、不安や迷いがある段階で医療機関に相談することを勧めています。地域の皆さんが正しい知識を持ち、危険なサインを見逃さず、安全に夏を過ごせるよう支えることが、私たちの役割だと考えています。

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